巌流島の戦いに学ぶ

2006年10月08日

巌流島の戦いに学ぶ

昔、武蔵と小次郎の戦いが巌流島で行われました。
この勝負は武蔵が勝つのですが、なぜ武蔵は勝つことができたのか・・・
共に剣の道を究めた男で、互角の勝負と見られていました。
が・・・
武蔵は勝つべくして勝ったのです。

1、小次郎の長い刀に対し、同じ長さの櫂(かい)を使った棒を使うことによって相手の利点を消してしまう。
  武蔵は巌流島へ向かう船の中で船をこぐ櫂を削って、木刀を作りました。
  その長さは小次郎の長い刀と同じくらいだったといいます。
  これによって相手とリーチの長さを同じにして、長い刀を使う小次郎の有利な点を打ち消しました。
 
2、約束の時間に遅れていき、小次郎の集中力をそぐ。
  武蔵は果たし合いの時間に遅れて到着しました。
  わざと遅れて小次郎の苛立ちをさそい、精神の集中を妨げました。
  武蔵自身は到着時間が分かるので、その時に集中力のピークを持っていくことができます。

3、海を背中に戦い、小次郎の目がくらむのを誘う。
  武蔵は光る海をバックにして小次郎と戦いました。
  わずかの油断も命取りになる真剣勝負です。
  小次郎が海のまぶしさに目がくらんだ瞬間が、武蔵にとって勝負の決め手となりました。

この3つのわずかな優位性によって武蔵は勝ちました。
ひとつひとつはわずかな事ですが、それを積み重ねて武蔵は小次郎に勝ったのです。
「武蔵の作戦勝ち」と言えるでしょう。

この話は最近読んだ本で知りました。
「デイトレード入門 短期売買の極意 廣重勝彦著」
システムトレードについて書かれた本ではありませんが、とても有益な本でした。

「なぜ裁量ではなく、システムトレードをするのか?」
の答えはこの巌流島の話に集約されると思います。
有利なほうへ、有利なほうへ自分を置き、いつも確率の高いほうに仕掛けるのです。
ほんの少しだけの優位性をいくつか集めてより多くの優位性を積み重ねていくのがシステムトレードです。
デイトレード入門―短期売買の極意
デイトレード入門―短期売買の極意廣重 勝彦

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